小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

やってきました!チュウレンジバチ

最初に見かけた瞬間、「うぁっ、もう来たの!?」と間違いであってくれればというモードになりかけました。
でも待って待って。
順調じゃない。ヒラタアブにハナアブ、今月に入ってハナバチやアシナガバチも見かけるようになって。
そうそうやっと昨日アゲハチョウも飛来していたじゃないの。
そうそう、チュウレンジバチだけが来ないはずはない・・・。


結構、のんびり屋で簡単に手でつまめるのです。つまんで、踏みつぶす。もたもたすると飛んで逃げるのでこの辺はすばやく。
成虫は格別葉を食べるわけではないのです。いや、幼虫も葉を食べますが、早いうちに見つければ葉の裏に集団でいるので葉ごとカットしてポイッですみます。
問題は産卵痕です。
上の写真で一筋の茶色い線が産卵の後です。このままなら目をつぶってもいいのですが、

幼虫がかえる頃にはこんな風になります。
そして、近くの葉の裏に鈴なりの幼虫たち・・・。やっぱり産卵前の捕殺しかない!この日は全部で3匹を捕獲しました。
でも、この写真の場合、産卵されてしまったので後は茎ごとカットしかありません。
ここで悩みます。
今、茎ごとカットをするか。幼虫が生まれてから葉をカットするか。
もうじきバラの花が咲きます。茎の先にはつぼみがついています。・・・花が咲いてからちょんしようかな。


昨年、緑色のハナグモが葉の裏に隠れていて、ふらふらと飛んできたチュウレンジバチが葉の上に降りたとたん、ぱくっと捕まえて食べてしまったのを目撃しました。
踏みつぶす心労(?)のせいかできれば、虫同士でやってほしいのですが、私がどんなに
「ほら、そこの葉の裏!もう一つ下の段よ!!」と応援してもアシナガバチもなかなか青虫を捕まえていってはくれません。
カマキリでもいれば、テデトールの後プレゼントするのですが。


なんにしても今年も戦いの日々が始まったなと実感した日でした。

ついでに(以前にも書いた気がするけど)チュウレンジバチの実害はかわいい方です。
じきに手強いヒメコガネとかハナムグリがやってきます。
こちらは葉だけでなく、花を無惨に食べ散らかします。それだけでも腹立たしいのに夏以降に土の中に生み付けられる卵。孵った幼虫が根を食い荒らし、「あら、元気がないわね」と思ったときには再生不可能なほどに木そのものがやられます。

さらに、強敵はカミキリムシ。これは見つけ次第即刻、捕獲です。(大きくてつぶせないので飼い殺しです。。。)
いわゆる鉄砲虫というので、幹に卵を産んで、孵った幼虫が幹の中を食い荒らして、やはり木を枯らします。(>_<)


カミキリムシ・コガネ対策がこれ。もうちょっと丁寧に巻いた方がいいかな。
土や幹に近づけないように物理的に妨害します。
これだとそのまま肥料や水やりができるので便利なんです。


口直しにちょっとわくわくの一枚。

コンテ・ド・シャンボールのつぼみが色づいています。

マリーパビエも楽しみです。

こちらはブドウの花芽。初収穫を楽しみに見守っています。