小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

完全な無農薬栽培とはいかなくて。

ニコールは国際バラとガーデニングショウで購入したものです。
ニコールを購入した頃から、バラ栽培について図書館で借りた本で勉強するようになりました。
はじめはあっという間に黒点病にやられたり、虫食いだらけになったり。
慌てて薬剤散布をするという栽培でした。
無農薬栽培を意識したのは、ここ3年ほどのことです。
きっかけはニコールをドライフラワーにしたことから。
バラをドライで楽しむようになり、ポプリ、ローズヒップとバラ栽培の動機が移っていきました。
ローズヒップを収穫しようと思った時点で完全無農薬へと切り替えたのです。
(動機の移り変わりによって、栽培するバラの数が増えていきました。(*^_^*))

けれど、黒点病とカイガラムシに悩まされ、今年は思い切って冬場に石灰硫黄合剤をはけで塗りました。
春になってからはニームオイルと木酢液、ニンニク・唐辛子・焼酎液を混ぜて1000倍に薄めたものをたまーに散布しています。
この「たまに」のせいで、あまり効果が上がっていないのですが。
益虫にも影響したらどうしようかなとためらいが出てしまうのです。

それでも、カイガラムシは激減しました。近年は発生数が多いとのことで歯ブラシでこすり落とすのでは追いつかなくなってしまったので、やむを得ない決断でした。
新芽が展開してからの薬剤散布はなるべく避けたいです。

結局、虫にはテデトールが一番確実です。

うどんこ病はイソジンガーグルを5倍に希釈したのをちょこちょこと塗ってみるぐらいです。
黒点病は発病した葉をカットして軒下に取り込む(鉢栽培が主なので)、米ぬかを株元だけでなく周辺の土にも撒いておく。
ぐらいの防除体制できています。このまま梅雨を乗り切れるといいのですが。


だから、我が家のバラの葉はあまりきれいじゃありません。虫食いもありますから。
でも、頑張りすぎると疲れるし、葉っぱがなくなってバラが元気がなくなるのも困るし。
少しだけ抵抗力をサポートする、きれいな葉っぱが維持できなくてもへこまない。そんな感じが私には合っているようです。
ゆったりと付き合ってもバラは枯れないし、新しく新芽をぐんぐん伸ばしてきます。
カマキリやテントウムシ、アブやハチ、ミミズたちに助けられながら、楽しめるのがいいかなと思っています。