小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

カマキリの赤ちゃん その後

前にお伝えした赤ちゃん、順調に大きくなっています。
カマキリはチョウチョと違い、生まれたときから親と同じ形をしています。
脱皮を繰り返して大きくなる「不完全変態」の昆虫です。
青虫(幼虫)からさなぎを経て、大人になるのは「完全変態」といいます。


脱皮直後のカマキリを見つけたので、早速ぱちり。
まだ、少し体の色が薄くてしっかりしていないようです。自慢の鎌もしっかりしてきています。
カマキリは逃げ足が遅いので、ゆっくり写真撮影が出来ます。
ラベンダーに住み着いた4匹のカマキリの中で一番早く脱皮したようです。
他の子に比べて1.2倍ほど大きいです。

同じラベンダーの茎の10cmほど上の所に抜け殻がありました。
脱皮して、1.2倍になるとすると最後の方はとても窮屈なんじゃないかしらと考えてしまいました。
アリ、クモ、トカゲなどが天敵です。食べ物はアブラムシやダニといった小さいものでしょう。うっかりアブラムシに近づいて、近くのアリに反対にやられてしまうということも多いと思います。
なので、彼らはほとんど移動しません。安全な場所にいて、餌が近づくのをひたすら待っているのです。
夕方に探しても、朝見た位置から半径10cm以内で見つかります。
出会ってしまえば、兄弟といえど共食いをしてしまいます。大きくなるにつれてテリトリーを広げていくのでしょうね。
庭の反対側でも小さなカマキリを見かけました。別の卵の子と思います。
あちらこちらで密かに活躍してくれていると思うと嬉しくなります。
あと1ヶ月もすると青虫退治に威力を発揮するでしょう。
期待しています。