今日は朝からしっぽりと雨が降っています。
降るというほど雨の粒を感じないので「しっぽり」です。
ブラウスを作ってみました。
薄い生地なので、これからの季節にはあまり長くは着られないかもしれませんが。
洋服を作る醍醐味はなんだろうと考えてみました。
だって、既製の服の方がずっとかわいかったり、手軽に買えるんですから。
手作りの服はまず、愛着の度合いがものすごーーく違います。
切って、縫ってなんていう簡単なものじゃありません。
選んだ生地を「水通し」といって、軽く洗濯をします。
これをしないと出来上がって洗濯したときに縮んだり、歪んだりしてしまうことがあるから。
それから「型紙」
自分にあった型紙を作ろうとするとこれはもう「図形」「数学」の世界です。
あっちの襟とこっちの袖と着丈はこれくらい・・・なんて、既製の型紙をあちこち変えるものだから、帳尻あわせも大変。
作るから見えてくるもの、自分の好きな形、そういうものの中で、型紙おこしは進みます。
ミシンを動かしている時間より長い時間がかかっています。
でも。
とても楽しいんです、これが。
ちょっとそこら辺では味わえないほどの充実感と達成感があります。
出来上がって、吊って眺めているだけで満足な感じです。
着て出かけるのは、別の話。
着心地がよくて、使い回しのいいシンプルなシャツなんてもう、すり切れるまで着ちゃいそうです。
かっこよく仕上げるためのさまざまなテクニックや始末の仕方。
こんな風に作られていたんだと洋服の構造が分かる楽しみ。
まだまだこの楽しみから抜け出しそうにありません。
手仕事、大好き。