小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

バラシロカイガラムシ

今日は雨です。
午後には雪に変わる予報。


昨日のバラの話から。

バラシロカイガラムシです。


足が見えているので、ふ化後の一齢幼虫かなと思います。
この後、脱皮をして白いロウ状の殻をかぶってしまうとちょっとやそっとの薬剤では防除できなくなります。


カイガラムシはすごく上手に隠れています。
見つかればはっきり分かりますが、枝の通路に面していない裏側とか二またに分かれた下側とか見つけにくいところにかたまっているのが特徴です。
地植えにしてある壁側の枝の裏側なんて、なかなか見つけにくいものです。


見つけたら、この時期に駆除するのが一番近道。
無農薬でいくなら、オイルを垂らして窒息させてから歯ブラシでこすり落とすのがいいでしょう。
オイルはサラダ油でも、ごま油でも大丈夫。
あまり広範囲に塗ると植物も息が出来ないので、最小面積にとどめましょう。
私はさらりとしていないオイルがいいかなと思って、アロマオイルのホホバオイルを使っています。
ラベンダーなど殺虫効果があるハーブオイルを混ぜてもいいでしょう。
でも、どちらかというとこの場合は物理的駆除なので、なくてもあまり変わらないと思います。


このカイガラムシはとても増えます。
あまり増えてあちこちで見つかるときは冬の時期にマシン油(農薬)を塗ります。
規定の倍率に薄めたものを筆でぺたぺたと。
株の数が多いと結構手間ですが、かなり押さえることが出来てその後薬を使わずにすませられるので、ひどいときは使います。


最近はカイガラムシの発生が多いそうで、早めの駆除で対応するしかないようです。