小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

冬剪定・2

引き続きバラの剪定のお話。


つるバラ サマースノーです。
すばらしい伸長力で1年に3mぐらいのびました。
夏過ぎには毎日、5cmぐらい伸びていたのでとても驚きです。

下の方の剪定と誘引
昨年の春の状態。

剪定誘引後

葉があるのとないのなのでちょっと比較しにくいのですが。
マニュアルどおりに細めの枝を元から切り、後は伸びた枝の先端から20cmほどカットします。
それ以外の途中から伸びた枝は、3,4芽残して、切っています。

昨年の秋の状態

葉が残っていたので、手でむしった後、やはり先端を20cmほどカット。

壁際から右側に針金をかけてあるのが見えるでしょうか。
盆栽などに使われるダークブラウンのアルミ線の細いタイプを使っています。
壁に沿ってではなくて、空中に屋根のように広げて誘引してみました。


何しろ根元はプランターです。
どこまで伸びてくれるのでしょうか。楽しみです。

こちらはコンパクトなポリアンサローズのマリー・パヴィエ
春の姿

剪定後

元々細かい枝ばかりなので、丁寧に剪定します。
込み入った枝や絡み枝を主にのぞいていきます。
あとはこんもりとなるように飛び出した枝などをそろえます。
全体によく新芽が出るので、混み合わないように気をつけます。
葉っぱが出てきてからは、枝の間引きが難しかったです。

その他には
イングリッシュローズ エヴリン

今年は横に誘引しています。

アンブリッジローズ

昨年は根腐れを起こして、鉢植えに植え替えたもの。
コンパクトなので、これでも弱剪定でダメージを抑えています。


フロリバンダのニコール

成熟して貫禄のある株です。
昨年はシュートの発生がなかったので、枝は中剪定ぐらい。
少し丈を抑えて、施肥でシュートの発生を目指します。


ざっとこんな感じでしょうか。
基本的に枝数と根のバランスだと思っています。
植え替えで根を切ったものは、枝も切り詰める。
植え替えないで、昨年も元気だったものは丈を抑えたりする程度であまり枝をいじりません。
 ・大きくしたいのか、コンパクトにしたいのか。
 ・花を咲かせる高さ
 ・バラの特性にあった剪定

三番目の項目が難しいといえば難しいですが、特性を本で調べる(特にオールドローズは切り詰めると花がつかないタイプがあります)ことを怠らなければ、まず大丈夫。
なにより花数が少なくても、来年はこうしてみようかとあれこれ考えてみるのが一番楽しいところでもありますよね。



バラは基本的に強い樹木だと思います。
水や日光が足りていれば、きちんと手入れをしなくてもそれなりの花をつけてくれます。
ぽつりぽつりとしか咲かなくてもその一輪に吸い寄せられてしまいます。
溢れるほど花をつければ、後ろに下がって全体を眺めてはため息をつきます。
かけられる手間と花数と自ずとバランスがとれるのでしょう。
どんなふうに咲いてもバラの虜になってしまったのが、ローザリアンなんでしょうね。