小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

サギソウ植え替え

この一週間は暖かい日が続くそうです。
これはチャンスとばかりに庭仕事をこなしています。


山野草といわれるものをいつか栽培しています。
山野草は日本に元々自生している植物です。
高山に自生しているものをのぞくと、案外普通に見られるものもあります。
寒さに強い種が多いですが、夏の暑さ、蒸れなどに弱いことが多いです。


春の芽だしを前にサギソウを植え替えます。
さて、この鉢のどこにサギソウの球根があるか分かるでしょうか。

中央です。


個別に取り出したところ。

一つ発芽しているのがありました。
3月にはいると、すでに芽が出ているものが多いので気をつけて作業を行います。


水苔を使った植え替えを推奨することが多いですが、私はずっと砂礫で植えています。
今回は「山野草培養土」と書かれたものを使っています。
ただ、ちょっと水はけがよすぎるので、これに「硬質赤玉土」「バーク堆肥」を1割ずつ混ぜました。
硬質赤玉土は「硬質」にこだわっています。
普通のものより少し高価ですが、一年使っても崩れないので、水はけを維持できます。


植え替えは結構、カタバミ類が入り込むので、毎年行っています。
雑草類には気をつけていないと、肥料を控えているのであっという間に侵略されてしまいます。


奥に見えるのはヒメワタスゲ
ちょっと元気がありません。


全体に散らすように植え込みます。


サギソウは秋にも植え替えが出来ますが、この時期は球根の太る時期でもあるので、私はいつもこの時期に行っています。
大変なのは、地上部が全くないので、球根を探すのが大変なこと。
見て分かるように、土と混じるとなかなか見つけにくいです。
丁寧に宝探しをするように見ていきます。
少し、乾燥させると色の違いから見やすくなります。



こちらはウチョウランの球根

サギソウに似ていますが、ちょっと丸いですね。
こちらは硬質赤玉土、バーク堆肥を使わずに植え込んでいます。


春の訪れを感じる作業でした。