小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

3月11日の前と後

パソコンの調子が悪くて、写真が載せられません。
文章だけで、お届けです。


3月11日から6日が経ちました。
あの日、ちょうどテレビをつけていたので、リアルタイムで津波の映像や地震の映像を目にしていました。


あまりの出来事に体が震えました。


その後の連日、繰り返される悲惨な映像と日々深刻になっていく被災地、原発の現状に不安と深い無力感に襲われています。


正直に言って、ここ、関西圏ではテレビを消してしまうと、3月11日以前と同じ日常が続いています。
関東のように余震がくることもなく、停電が起きることもなく、電気もガスも水道もスイッチ一つで手に入ります。


だから、余計に罪悪感があります。
「この温かさがないのよね・・・。」と暖房のスイッチを入れることに抵抗を覚えます。
地震がないと分かっていても、寝る前にはお鍋ややかんに水をくみ置きしてしまいます。
周りの人たちも普通に暮らせることに「申し訳ない」と罪悪感を口にしています。



関西の私たちに出来ることは?というテレビが流れています。
 ○被災地に個人的にボランティアでいかないように
 ○個人的に物資を送ろうとしないように
 ○気持ちは義援金で!
の3点が強調されています。


この関西でもスーパーの陳列棚で缶詰やカップラーメン、レトルトの食品、水、トイレットペーパーなどが売り切れています。
それをみると不安を煽られるようで、買い込みたくなります。


けれど、今、個人として出来ることはわずかしかありません。
自分の不安と戦って、必要以上に買い込まないこと。
いつも通りに。いつも通りに。
それを自分に言い聞かせています。


関西より西にはいつも通りにものがたくさんあります。
煽られて、集団心理に陥ることを避けることも今は大事だと感じています。
ものがなくなれば、不安になります。
でも、買い込まなければ、ちゃんとあるのです。


これから、きちんと経済活動を行えること、ものを作りつづけることもこの地域の役割になってくるでしょう。
最初の一週間を、次の一週間を一つずつ進めていくことが大切だと思います。
阪神大震災の時、一週間、一週間を前に進めるように過ごしていたのを思い出します。


それぞれのところでみんなが一生懸命です。
被災地の人たちまで、あと少し、あと少しとの思いが渦巻いています。
原子力発電所の状況も不安を増すばかりですが、彼の地で命をかけて活動をしてくださっている人たちには、日本中の祈りが届いていると思います。


被災地が温かでありますように。
    心が穏やかな日々が戻りますように。
原子力発電所がなんとか収束してくれますように。