小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

虫食い芽の再生

冷たい風がぴぃ〜〜と吹いていました。
ぬくもりを知った後には、こたえる寒さです。


2月の末にエダシャクに食べられてしまった、バラの新芽。

その後どうなったかというと。。。。



こちらは食べられた直後の新芽。

現在の様子。左の四つが上の写真の四つの芽です。

葉が広がってくるともっと分かるかもしれませんが、先端はかじられています。。。
でもずいぶん、立派に成長しつつあります。


大きくかじられたところは、そのままのところもあります。

残った芽は成長を止められてしまった芽の分も養分を吸って、大きく葉を広げようとしています。
大きく広げた葉は、たくさんの養分を作り、かじられたところを補って、木全体は成長していきます。


よくみると、せっかく伸ばしかけている新芽にアブラムシがついています。
次々に試練が待っています。



生きているということは、時に大きく傷つくこともあるけれど、残った部分でゆっくりとでも確実に葉を開き、養分を生み出し、満開の花をつけることなのだと思えてきます。
あと ひと月すれば、溢れるように花を咲かせると思います。

去年のちょうど同じ日のブログを読み返してみました。
もう、バラのつぼみがついていたんですね。
今年は寒いのか、去年が温かだったのか、まだつぼみを見ることはありません。




去年と同じ日常が繰り返されることへの感謝と
来年も同じ日常を手にしていられるように願いを込めて
きっと今、多くのひとが同じ思いを抱いているのでしょうね。
春という季節、
人間だって、負けてはいられませんよね。