庭を歩いていると、たくさんの虫が飛び交っています。
とても小さいので、よくよくみないと分からないのですが、
実はいろいろな種類がいることが分かります。
こちらがホソヒラタアブ。
黄色と黒の縞の間に白っぽい縞が見えているのが特徴です。
ちょっと太めのヤマトヒラタアブ。
黄色と黒の縞模様がくっきりとしています。
ちょっと太めで、一見ミツバチ似です。羽音がはっきり聞こえます。
この他にもこんなのもいました。
ヒメバチ科のマダラヒメバチと思います。
餌はアゲハチョウの幼虫なので、一応益虫ということなのかなと思います。
この他にも正体不明の真っ黒なハバチの仲間も見かけました。
(写真は撮れませんでした。。。)
ハバチの中にはチュウレンジバチのように被害の大きなものもいるので、これから
いよいよ卵がかえると、葉っぱをかじられるかもしれません。
しっかり見回らなければと思います。
先ほどのヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べてくれます。
見事にアブラムシが発生している場所のすぐ近くにはそれらしい卵が産み付けられています。
白い卵だけでは、誰の子か定かではありませんけど。
1cm以下だから許せるけど、アップではちょっとグロテスクかも。
それでも、テントウムシの幼虫同様、心強い味方です。
害虫を食べてくれる虫か、葉っぱや芽を食べる厄介者か、見分けるのは簡単ではありません。
とくに、小さい小さい虫に至っては、見つけるのも難しいし、判別する前に逃げられちゃうし。
けれど、アブラムシがつけば、その天敵が自然と沸いてきます。
自然の仕組みは残酷なこともあるけれど、とてもバランスがとれていて、巧妙に仕組まれている気さえします。
そうして、その中でも、根絶やしになることなく生き続ける生命力に害虫に対してすら、尊敬の念が生まれてしまいます。
こういう小さな自然に気づくこと、それが「小さな庭の小さな物語」なのかもしれませんね。