小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

ブラインドシュート


すっかり書いた気になっていた記事が一つ、忘れていたので。
たぶん、「シャコバサボテンの植え替え」の記事を書いた頃のことです。


ちょっと前のことになります。
4月中旬、庭のバラの葉陰から、小さなつぼみが見え始めた頃。


ハイブリッドローズ パスカリでこのような新芽が目につくようになりました。
花芽のつかないブラインドシュート。


新芽が伸び始めてから、つぼみがつくまでに強い寒さにあたったり、肥料過多でも起こる現象です。
同じように世話をしていても、去年もパスカリだけがブラインドシュートを出したので、ちょっとなりやすいタイプなのかもしれません。




ブラインドシュートは気がついたら、なるべく早く取り除きます。
若いうちなら、手でぽろりと簡単に折り取ることが出来ます。
無理そうなときは、5枚葉の上でカットします。
新芽の先端が小さく止まっていて、この先に新しい葉が伸びたり、つぼみがついたりしないことが分かりますね。



こちらはつぼみが持っている新芽の先端です。
残念ながら、10数本の新芽のうち、つぼみがついていたのはこの1本だけでした。
後はすべて、カットしました。



カットすると、刺激になってすぐ下から新しい新芽が伸びてきます。
3週間くらい開花期がずれますが、気温が上昇してくるので、割と短時間に開花が見られます。
ただし。
去年は気温が高かったせいか、きれいな形の花にはならなかったり、2番花の時にはすでに梅雨入りして、こちらもきれいに花を保てなかったりしました。
この辺の加減が難しいです。。。。



このパスカリ。
我が家の中でもとてもバランスのいい樹形だし、樹齢的にも一番脂ののっている時期のはず。
高芯剣咲きというバラらしいバラのきれいな形をしています。
それだけに、2年連続のブラインドシュート発生は、ちょっと残念です。