小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

バラの剪定と芽だし


ゴールデンウィークといっても、なんだかちょっと肌寒いし、
お天気も冴えません。


本当なら花の見頃、過ごしやすい季節ということで家にいることもないのでしょうが、どんより雲になんとなく家にこもっています。


迷いながらの冬剪定とその後、春になってからの芽だしを
比較してみようかと思い立ちました。


イングリッシュローズ アプリコットネクターの場合。

後ろのフェンスと比較すると。
新枝が40cm近く伸びています。
その先端につぼみをつけているので、冬に鉢の高さも合わせて、70cm程度に剪定しましたが、開花時期の高さは120cm近くまで伸びています。
花を目線より低く楽しもうと思いましたが・・・ぎりぎりです。



こちらはそのお隣のイングリッシュローズ エヴリン


こちらの新枝は約15〜20cm程度伸びています。
伸長力は開花時点でこの程度ですが、花後のシュートが伸びてくると思います。
花は目線より下につきそうなので、理想的な感じです。
枝を倒したせいでしょうか、たくさんの花芽があがっていて、期待が膨らみます。



こちらはフロリバンダローズ ニコール


新枝の伸びは15〜20cm程度です。
こちらは冬の剪定で高さを60cm程度に押さえているので、伸びてきても見下ろす感じで咲いてくれそうです。


イングリッシュローズ アンブリッジローズ

昨年、地植えにしていて状態がよくなくて、鉢上げしたもの。
旺盛に葉を伸ばして、新枝は20cmぐらい伸びています。



上の三つは10号鉢以上の鉢のため、昨年は植え替えをしませんでした。
馬糞堆肥やカニガラなどをのせただけです。
根をいじっていないせいか、花のつきがよく安定しています。


新枝の伸びは個々のバラによっても違うので、なかなか判断が難しいですが、
よく伸びるタイプは、花を咲かせる位置をよく考えて冬剪定を行う必要があるのが分かります。


とくに、アプリコットネクターはこのまま伸ばすと秋の花は頭上で咲くことになってしまうので、一番花を摘み取るときから、高さを抑え気味に剪定していく必要があるかなと思っています。
ただ、一番花の後、深く剪定すると二番花が咲き出すのが遅れて、梅雨にかかるのでこの辺が難しいところです。
二番花は高い位置で咲かせて、その後しっかり切り戻して、さらに夏剪定を行って、秋花はまた、目線にあわせて開花させられたらと思っています。
(昨年は160cmぐらいのところで開花してました。。。)
直立性のバラは上へ上へと伸びてしまうし、無理に倒すのも自然な感じではなくなってしまうので、この辺が「剪定が難しい」とされる所以なのでしょうね。



他のバラたちについては次回に回します。