小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

5月の虫たち


日が射すと、暑いくらいになりますが、ひとたび陰るとすぅーっとして過ごしやすく感じられます。
バラの開花まで、あと数日。。。。
つぼみにも色がさして、それぞれの花を期待させてくれます。



バラの前に。。。


この時期の庭に来ている虫たちの紹介(?)です。

イトトンボの仲間  アジアイトトンボ


冬もこのまま越冬していました。
真冬に、葉の裏などでトンボを見つけるとすごくビックリします。
(バッタを見つけたときも、ビックリでしたが)

おなじみのナナホシテントウ

ちょっとオレンジがかっています。


幼虫、成虫ともアブラムシを食べてくれます。


カメノコテントウ


どちらも成虫で越冬します。
こちらはハムシを食べてくれます。



ちょっと涼しいせいか、今年はテントウムシが少ないように思います。
まだ、幼虫は見かけていません。


ベニシジミ

ナミアゲハ


チョウの写真は難しいです。
なかなかじっととまってくれないのと、近づくとすぐに飛び立ってしまいます。
この他にもアオスジアゲハやシジミチョウの仲間が飛来しています。
この子たちはどちらかというと歓迎できないのですが、
時期に現れるカマキリの餌となってくれるかなと 今は放任しています。



ワカバグモ


葉の上で獲物を待ちかまえているので、割と見つけやすいクモです。


クモの仲間もたくさん住んでいますが、これもなかなか逃げ足や隠れるのが上手です。
クモの巣が増えるので、評判はよくないのですが、邪魔なところ以外は温存してます。カなどの小さな虫も捕まえてくれるので、期待を込めてそっとしておきます。

フタモンアシナガバチ


アシナガバチの仲間は写真にとって、後でゆっくり調べないと何が何だか分かりません。
たぶん、キアシナガバチ(30mm弱の大きいハチ)やセグロアシナガバチも来ているような気がします。
アシナガバチは毒があるので、むやみに近づいたりはしませんが、花に水をやっているときなど、あちらも知らんぷりをして通り過ぎてくれます。


「ああいるな」と思いながら、お互いに適当な距離を保てているようなそんな感じがします。
時々、急接近して威嚇されることもありますが、そういうときは少し距離を開ければ、それ以上何も言ってきません。
気むずかしい住人といったところです。




セイヨウミツバチ

後ろ足にたっぷりと花粉をつけています。
ちょこまかちょこまかと飛び回るので、なかなか写真に収めにくいです。


以前に紹介したハナバチのほうが、じっとして密を吸ってくれる気がします。


ミツバチは近年数を減らしているとのことで、小さな庭でもあまり見かけません。
それでも、受粉の助っ人として是非にでも訪れてほしい相手です。
ここにはおいしい花がいっぱいあることを覚えて帰ってほしいと思います。



気温が高くなるにつれて、たくさんの虫が訪れます。
害虫、益虫というのはこちらの勝手な区別。
いろんな種類の虫がくることで、どれか一つが大発生することもなくバランスがとれていきます。
春先にびっしりと発生していたアブラムシもこの時期にはめっきり数が減ります。
アブラムシを食べてくれたヒラタアブの幼虫たちも、サナギへと変化をしています。
やがて、チョウやガの幼虫が姿を現す頃、カマキリやハチの活動が活発になるのでしょう。
いろんな虫を一緒くたにして、クモやトカゲが補食して、そうしてこの小さな庭で
たくさんの命が回っているのが、とても嬉しく思えます。


大きく手を入れずに、少しだけ手助けをして、楽しませてもらっている「小さな庭」です。