今日からしばらく雨模様です。
気温が高かったせいでしょうか、ゆったりと膨らんできたつぼみが一気に開花してきました。
朝と夕方でも花の開き具合が違うので、ちょっともったいないような気持ちになります。
ポリアンサローズ マリーパヴィエ
5月2日
5月5日
5月8日
5月10日
だいたい一週間で咲きそろいました。
鉢の高さを含めても、地面から50cm程度、株丈は30cmちょっとというところです。
ポリアンサローズはミニローズよりは大きいですが、地植えにしても株丈が膝下ぐらいなので、とてもかわいらしいです。
花径は4〜5cmで、薄ピンクの花に上品なシトラス系の香りがします。
葉っぱも小さめの濃い緑の照り葉で、薄ピンクの花をよく引き立ててくれます。
新芽の発育も旺盛で、込み入っている割には病害虫が出ません。
強健で育てやすいです。
花がらを切ると、二番花を咲かせてくれる返り咲きタイプなので、ちらほらと楽しませてくれます。ただし、気温が上がるとどうしても花が白っぽくなってしまうのは仕方がないのかもしれません。
オールドローズ アルバ・セミプレナ
アルバ・マキシマというオールドローズは有名ですが、セミプレナは一重のタイプです。
もっとも古くから栽培されていたとされるバラの一つです。
素朴なバラ科らしい花とつぼみの下に見えている、果実部分も秋にはローズヒップとなって楽しませてくれます。
5月8日
5月9日
5月10日
うーん、一重というより二重かも・・・。
真ん中のローズアイと呼ばれる花芯がいちごの花のように大きく見えているので、一重に分けられるのかな。
花びらが何十枚とあるようなバラは、ローズアイは開ききらないと見えないし、虫は受粉というより花の中の秘密の部屋のような状態です。
こちらのほうが、実をつけやすいという意味で実用的な感じです。
花径は6〜8cm。香りもしっかりあります。
シルバーがかったしっかり目の葉が素朴な花とよく似合っています。
半日陰でも育つので、本当なら地植えにして大きく育てる方がこのバラの良さが出るのでしょうが、我が家は強引に大鉢植えをしています。
非常に樹勢が強いので、根がよく張るので気をつけています。
この素朴でおおらかなバラは、優雅でゴージャスなバラたちとは全く違う趣と素直な美しさがあるように思います。
ゴージャスでたっぷりとしたバラたちが競い合う前の、ひっそりとしたこのバラを愛でる時を大事にしたいと思います。
今年のトップバッターはこの二株でした。
アルバ・セミプレナは新芽が出るのも、つぼみがつくのも一番遅かったのにビックリの番狂わせでした。
この時期は、毎年、あまり強い雨が降り続かないでほしいと思うのです。