小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

新苗の植え替え


雨模様が続きます。
合間をぬってのガーデニング。



昨日届いた、バラの新苗。
受け取ってすぐに箱から出して、水やりをします。
たっぷりたっぷり水やりをしてもなかなか下から出てきませんでした。
ずいぶん乾いていたのかしら?
梱包してから2日間ぐらいたっているとして、連日暑かったし。。。。
うーん、すぐに水やりしてよかった・・・・・。

フレンチローズ サンテグジュペリ

最近人気のフレンチローズ、デルバール社のバラです。
昨年、購入を見送ったのですが、新苗登場の時期に合わせて、予約購入しました。

届いた状態。つぼみが5つもついています。



新苗は花を咲かせないのが基本です。
思い切って、上の1/3をカット。



7号鉢に植え替えです。
赤ちゃん苗ですから、一番いい環境を用意します。
我が家に二つしかない、スリット鉢を提供。
用土は赤玉6 バーク堆肥3 くん炭1です。
肥料は混ぜません。




根っこがしっかり回っています。
葉をつけているこの時期は、根鉢は一切触りません。
この時期に根を傷つけると、後の生育に響きます。



植え替え完了。



ノイバラなどの台木に、芽継ぎをしたのがわかります。
台木から芽が伸びていないことを確認します。


たっぷりと水をやって、半日陰に置きます。


つぼみをカットするのは、花よりも株を大きく充実させることを優先させるためです。
この苗は11月頃に芽継ぎがされて、3月から新芽を伸ばしてきたのでしょう。
継いだ箇所にテーピングが見あたりません。
でも、しっかり同化していました。
根の状態もすごく張っていたし、つぼみがたくさんついたのも頷けます。


新苗の中には、2月に芽継ぎして、5月に出荷されるものもあります。
テーピングはしてあっても、新枝も細くて弱いので取り扱いには注意が必要です。
値段を抑えて売られているので、魅力ではありますが、新生児並に気を遣う必要があると思った方がいいでしょう。
将来地植えにする場合でも、丁寧な管理をする点から最初の一年は鉢植えをおすすめします。


肥料については、鉢で育てる場合置き肥が原則です。
何年も経って、しっかりとした株になったら、カニガラや馬糞堆肥を冬の時期に混ぜ込んでいます。
新苗は落ち着くまで、強風、雨などをしのぎながら日光管理をして丁寧に面倒を見ます。
成長期なので、新しく芽が動くようなら、1週間ほどでぼかし肥をあげようかと思います。
その後の成長が順調なら、真夏は薄めの液肥に変えて、つぼみはすべて摘み取って育てていきます。
四季咲きなので、秋には開花させてもいいかなと思います。



大苗を購入すると、株がしっかり出来上がっているのでその年から花を楽しむことが出来ます。
新苗は品種の数も多くて、値段もリーズナブルですが、はじめの一年は丁寧な管理が必要です。
それぞれの特徴を理解しておくことが大事かなと思います。


「小さな庭」のバラは2年生苗が多いです。
でも、新苗から育てる楽しみも捨てがたくて、半数ぐらいは新苗出身です。
「手塩にかける」部分を楽しむのがガーデニングの魅力でもあるので。
年々花数が増えたり、仕立てを考えたり、大きくする喜びは花を愛でる喜びにも代えがたいものがあります。


明日も一日雨だとか。
久しぶりに手仕事をアップできたらと思います。