大晦日です。
ここのところいいお天気が続いていて、空気はぱりぱりに乾いていますが、
温度的には過ごしやすい年末になりました。
きっと大震災の年として、記録されるだろう2011年が終わろうとしています。
本当の悲しみの中にある人たちは、
きっと紅白歌合戦の賑やかさも
年越しのざわめきも届かないところに
心があるんじゃないかと
傍らにいない人を想っているのではないかと
静かな時間を過ごしているのでないかと
そんなことを考えながら、おせち料理の準備をしてました。
16年前からはじまったおせち作り。
「初めてのおせち・・・」という題の本を、今も使っています。
今年はちょっと違ったものが作りたくて、レシピを集めてみました。
買い物リスト、作るものリスト、手順やポイントを書き出したメモも手元に置いて。
「一晩おいて・・・」なんていうとっても時間のかかるものは、なるべく簡単に。
今年は水煮などを使ってます。
つぎに手間がかかるのは、飾り切りの野菜たち。
飾りこんにゃくは、簡単だけど、ウメの花形にんじんは手間がかかります。
れんこんの飾り切りもちぎれないように丁寧にカットしてきます。
下ゆでしたり、だしを取ったり、コンロもお鍋もフル回転。
煮上がったものから、タッパーに移して味をしみこませます。
とりあえず、手作りしたものたち。
この他に伊達巻き、かまぼこ、昆布巻き、ハム、栗などは買ってきたもので済ませます。
今年はちょっと手を抜いたので、おせち作りは午後スタート。
夕飯までにはおおかた済ませます。
夕飯の年越しそばの準備で、またコンロとお鍋の取り合いになってしまうので。
お雑煮の仕込みを済ませたら、今年のお仕事はおしまい。
本当は、この後お重に詰める作業が毎年あるのですが、今年はこれも省略。
暖かく頂きたいので、温めやすいようにお皿に盛る予定です。
こんな風にこれまで続けてきたことが、これからも続けていけることが幸せなことだと今年はいろんなところでたくさんの人が感じているのではないでしょうか。
2012年
うつむいた顔をあげられるように、
笑顔が一つでも増えるように、
心が穏やかに過ごせるように、
自分に負けない強さをもてるように、
いろんな気持ちを込めて、2011年を送りたいです。