植え替えシリーズが続きます。
昨日の湿性植物に続いて、湿性の食虫植物です。
モウセンゴケの冬芽です。
寒さには強いので、凍らせるようなことがなければこの状態で
機嫌良く冬を越します。
モウセンゴケの根は、「地面につかまる」ための意味が大きくて、栄養をとっているわけではありません。
なので、植え替えはまだ芽の動かないこの時期に、悪くなった水苔を取り除いて、
新しい水苔の中に埋め込みます。
昨日のサギソウ・トキソウにも同じことがいえますが、モウセンゴケも栽培のポイントは日照と水分です。(どの植物も一緒ですが)
5月までは、落葉樹の下のようなところで、日ざしが強くなるとともに木陰になるように配慮します。
真夏は明るい日陰で直射日光は避けます。
年間を通して、水は切らさないようにしますが、なるべく雨水を利用して、水道水は直接かけないようにします。
霧は好きだけど、雨は嫌い。
でも水がないと生きていけないの。というタイプです。
水分がアルカリ性に傾くと次第に弱ってしまうからです。
ちょっと自信がないときは植え込み材料に鹿沼土など酸性用土を使うと、栽培結果がよいように思います。
あとは空中湿度。
少し空気のたまりができるようなところのほうが、湿度が保ちやすくて機嫌がいいです。
特にモウセンゴケは日当たりはだめです。
空中湿度もとても好みます。
置き場所さえ安定していたら、他に何もすることがないくらい手のかからない
かわいい子たちです。
ハエトリソウ
ハエトリソウの地下部ってこんなになっているんですね。
根茎(?)っていうのかしら。
黒くなった水苔を取り除いていたら、ぽろっと二つに分かれました。
新しい水苔に植え替えて、おおきくなあれ
寒い時期の植え替えは、一段落です。
三月に入って、木々の新芽が動いたら、盆栽たちの植え替えが始まります。