小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

芽摘み

昨日はかわいい発芽の様子をお伝えしました。


新芽が次々に開いてくると、新しい作業があります。
「芽摘み」


高く、高く、上へ上へと伸びたい木々を小さい姿にとどめるために必須の作業です。

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伸び出した新芽が開ききらないうちが作業の時期。
一組目の新葉が開いて、中から二組目の新芽がのぞきました。
まだまだ柔らかいので、目先を指やピンセットなどで摘みます。


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こうすることで、節と節の間が開くことを防ぎます。
さらに、一節目の元から新たな芽が吹いて、結果的に高さを抑えて枝数を増やすことになります。
また、一番てんっぺんの強い葉を摘むことで、小ぶりな葉にそろうということもあります。


とにかく小さな盆栽を維持するのには、せっせと見回って「芽摘み」を行う必要があります。
モミジ、カエデ、ブナ、ケヤキなどで行います。
まだ弱い枝先や伸ばしたい枝では、行わなくても大丈夫です。



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こちらは早すぎるつぼみ。
ヒメウツギです。
今年初めて花をつけたので、楽しみ、楽しみ。
でも、本来は5月から6月にかけてが花の時期です。
どうしてもう、つぼみが上がってしまったのでしょう。
寒の戻りで、咲くのはもう少し先になるでしょうか。


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こちらもどうしたことか一つだけ上がってきた一番つぼみ。
バラ ボレロのつぼみです。

昨年、コガネムシの幼虫に根を食われたりして、なかなか元気のでなかったボレロですが、
やっと調子を上げてきたということでしょうか。


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こちらはコデマリ
これは季節相応でしょうか。
コデマリの新芽が広がるとともに、アブラムシの数が増えていきます。

アブラムシが増えたコデマリは、ヒラタアブやテントウムシの幼虫のえさ場になります。
これらの虫が元気に顔を見せるのは、4月に入ってからになるでしょうか。