小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

花盛りのバラたち

ここ数日の雨は花散らしの雨となっています。
花びらの多いバラたちは雨の雫をたっぷりと含むと重たげにうつむいてしまいます。
さらに色が飛んで白っぽくなってしまったり、花びらが水っぽくなったりします。
雨が小降りになった隙に、花がら切りをします。

重たげなままにしておくと他のつぼみがきれいに咲かないのと、株にとって負担になるので、潔くカットします。
終わりかけるとごっそりと花びら散るので、散る前にカットしたいというのもあります。


とてもいい香りに包まれての作業。
この香りはどの花かしらとあちこちくんくんして回りますが、今朝はどうやら雨上がりといろんな花の香りが混ざり合っていたようで、透明感のあるかぐわしい香りに包まれていました。
至福の季節です。


雨が降る前の様子から。
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マリー・パヴィエ
4cmくらいの小さめの花が房状に咲きます。
とても澄んだはかなげな香りで、しゃがんだときに顔の位置に来るのでつい、くんくんしてしまいます。

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アンブリッジ・ローズ
満開と雨が重なってしまい、大ぶりの形のいい花がずいぶん痛んでしまいました。



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グラハムトーマス。
今年はたくさんのつぼみをつけています。
満開はもう少し先。

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ワイルド・イヴ
コガネムシの幼虫にやられて瀕死の状態から回復しました。
株はコンパクトですが、きれいな花をつけてくれました。
花首が細くてうつむいて咲くので写真が撮りにくいです。

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ボレロ
この子も花が重くて、うつむいてしまいます。
記念撮影は手で支えています。
支柱を立てたりして、花を持ち上げるのがいいんでしょうね。
ほんのり紅がさしているのが美しいバラです。

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最後はアルバ・セミプレナ
古いオールドローズです。
今年は少し花数も少なくて、手を入れてあげなければと思っている一鉢です。


小さな庭の全景です。
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フェリシア

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サマー・スノー。

アーチと壁面と高さがあるのはこの二つだけ。
どちらも鉢植えだし、元気のなかったときもありましたが、乗り越えてたくさんの花をつけています。


ゆっくりとバラの季節が流れていきます。
夏の虫との格闘や冬の枝の誘引などいろんな作業の成果が5月に開きます。
気温が低くて、花が長持ちしているのがうれしいですが、雨風が強いと一気に散ってしまうのでこの時期はお天気にやきもきします。

明日は晴れるといいな。