小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

予期せぬ巡り会い

ゴールデンウィークに入ってから、肌寒い日が続いています。
どこも人出が多いだろうと動きが鈍かったのですが、思い立って奈良県南部の談山神社へ行ってきました。

近鉄桜井駅からバスに乗って・・・と遠い旅路でしたが、おかげで人も少なく春の一日を満喫することができました。

まったく知らずに出かけたのですが、なんとその日は春のけまり祭が行われていたのです。

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談山神社

談山神社はまず、急勾配な階段からはじまります。
登って、登って、本殿に着いてみると。
なにやら神事の最中。なかなか聞くことのない楽の音が流れてきます。l
人も多くなかったので、見てみると古来の装束を身につけた楽士さんが笙や笛を奏でています。
その雅なこと。

本殿からの景色も新緑の紅葉に囲まれて、すがすがしく、とても気持ちのいい眺めです。


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蹴鞠

お参りが終わるとすてきな装束の人たちが移動。
ついて行った先で行われたのがけまり奉納でした。

1400年前に中大兄皇子藤原鎌足によって始まったと言われるとても古いお祭りだとか。
その装束の色が鮮やかで、とても素敵でした。
装束につく文様によって、けまりの位がわかるそうで、若い方は無地でしたが、金糸の文様や七色の鳳凰が描かれている方もいらして、華やかでした。
こういった解説をされているので、まったく初めて見るけまりも楽しく観ることができました。


さすがに外国の方も少なくて、観光客もそれほど多くはなかったので ゆっくり観覧しました。
テレビの撮影も行われていて、よく知られたお祭りのようでした。