小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

棘 いろいろ

バラの棘にもいろいろあります。もともと野生のバラは近くに生えている木にしがみつきながら枝を伸ばしていく習性があります。棘は木に引っかけるためのもの。


これは棘が少ないことで利用価値の高いつるバラサマースノー。
幹にはほとんど棘がなくて、冬の誘引の際にはとても助かります。
でも、やっぱり何かにつかまりたいのでしょう、葉の裏にしっかり棘があります。


こちらはもっともポピュラーなタイプ。
下向きにとげが鉤状になっています。これに引っかかると痛いので、作業の多い根元付近は面倒でも棘の先を切り落としています。

こちらはオールドタイプのばら。
コンテ・ド・シャンボールの棘。
「美しいバラには棘がある」の例え通りに美しい花で香りもすばらしいのですが、この棘では切り花で楽しむのは覚悟が必要です・・・。

最後に。その棘の多さから我が家にはいないのですがモスタイプのバラ。「コケ」という意味のモスローズ。その名の通り茎からつぼみに至るまでびっちりコケのように棘(綿毛)が生えています。あまりの棘に虫も寄ってこないほどだとか。
ちょっと気むずかし屋が多くて、雨の多い高温多湿の日本では花をきれいに咲かせるのが難しいようです。

初咲き


いよいよ始まりました!といいたいですが、他のバラはつぼみがあるのもないのもあります。
こちらはマリーパビエ
まだ、一輪だけですが、たくさんのつぼみがついているのでもうじき満開の姿がお届けできるかな。