小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

冬芽

今日は朝からいいお天気です。
冷え込みは厳しいものの、お日様が昇ってくると澄んだ空気がキラキラしてきます。
しっかり着込んで、朝から散歩に出ました。


桜の冬芽


こちらは黄梅の花芽。

こんなに膨らんでいますが、咲くのはまだ一月先です。


こちらはユキヤナギの花

うーん、これは狂い咲きの類かな。

氷点下まで下がっても、この冬芽たちはもちろん凍りついたりしません。
(凍ってしまったら、組織が壊れて開花できませんからね。)
つぼみの周りを覆っている茶色の部分が凍ることで、内部の温度が下がっても凍らない仕組みを持っています。
冬芽の中にはぺたぺたとしたものがついている場合もあります。
これも凍らないようにするためのものです。


早春から咲き始める花たちは、実は花芽をつくっているのは去年の5月から7月頃。
半年以上かけて開花の準備をしていることになります。
日照時間が短くなるにつれて、休眠しますが、私たちが「真冬!」と思っている1月下旬くらいからは「春近し!」とばかりに準備を始めます。


この時期の狂い咲きは、十分な休眠に入れなかったためにつぼみが開花してしまったと考えられます。
全部のつぼみが開くわけではないので、きっと同じ木の中で休眠したのと眠れなかったのとあったんでしょうね。


きちんと休眠にはいる前に人為的に剪定されたり、虫に食われたりすると休眠にはいる信号がすべてのつぼみに送られないことがあるそうです。
そのため、ちらほらと開花している・・・なんてことが起こるのでしょう。


我が家のバラたちもすっかり休眠状態です。
長めに残した枝の先の方では芽が動いています。
動いてしまった後に強い寒さを受けると春になってからの成長が悪いので、
本剪定を1月末をめどに行います。

2月も中旬になれば、「春遠からじ!」といった雰囲気が庭のあちこちに見られます。いつまでも家の中にこもっていられませんね。