小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

秋植え球根の春

日差しの下では暑いほどの日が続いたり、朝晩はきゅうっっと冷え込んだり。
春の気温は気まぐれです。



秋植え球根の代表選手が咲きそろいました。

チューリップ

二年前に購入したチューリップ。
花が終わってから、肥培して、植え直して。
今年もきれいに咲いてくれました。

チューリップはやっぱり閉じ気味の時の方がきれいですね。
昼間、咲ききってしまうとちょっとだらしがないです。



ヒヤシンス

秋植え球根の中で、年明け早々に咲いたスイセンをのぞくと一番先に開花しました。
淡いピンクと芳香が好きです。
肥培すると割合簡単に翌年も花をつけてくれます。

ムスカリ

このかわいらしい形の虜で、毎年群れて咲くのを楽しみにしています。
でも、葉っぱはちょっと手強いです。
花後には大暴れで、見苦しくなってしまいます。



フリージア

この花はとても好きな花の一つです。
香りもすっきりとして好きだし、黄色い色も大好きです。
花束にしたいくらい!


これは一番先に咲いた一輪です。
多くはまだしっかりとしたつぼみ。
去年は冬の間中、不織布で覆っていたせいでしょうか、3月始めに開花しました。
今年は桜も去年より遅いですが、フリージアも露地栽培のせいもあって、ひと月近く遅れました。
早春のフリージアが好きなんだけど。。。。



球根は花後のお手入れがとても大事。
週にいっぺんの液肥だけでなく、緩効性の肥料も併用しています。
肥料はつぼみが見える頃から、葉が枯れるまで施します。
花後に伸びてくる葉もカットしてはいけません。
しっかりと栄養分を作ってもらうために大事にします。


でも、とても邪魔。
とくに庭が花盛りになるので、乱れた葉っぱは見苦しいものです。
そこで、小さな庭では折り曲げて、伸びてくる他の草花の陰に倒しておきます。
それでも、日差しは当たるし、光合成は行われるのでちゃんと栄養分は作られます。
見た目と球根の肥培と両立のための策です。


葉が枯れた後はきちんと球根を掘りあげます。
梅雨時に排水が悪いとチューリップの球根などは腐りやすく、病気になりがちです。
ムスカリは増えすぎる傾向があるので、大きい球根以外は思い切って、処分します。
花がきれいに咲きそろうためには、一手間が欠かせません。


球根類の花期は短いですが、少しずつずれて咲くことで春の庭を彩ってくれます。
これから夏までとぎれることのない花の宴が始まります。