小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

京都 洛東山科にて

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今日は京都 山科に行ってきました。
洛東は初めてで、山科ももちろん初めて。
予備知識なしで、ぶらりぶらりしてきました。

初めての街はとても新鮮でわくわくしながら、冒険できます。
都合に合わせて、毘沙門堂門跡に行ってみました。
駅前の地図で方向を確認したら、あとは気ままに散策です。
細い路地の多い曲がりくねった住宅街を歩きます。
静かな落ち着いた雰囲気。
琵琶湖から京都市内に抜ける琵琶湖琉水を渡って(ここは帰りのお楽しみに)徒歩20分。毘沙門堂門跡に着きました。

紅葉に染まった石段のを登ると本堂。

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中へ入るとお寺さんが案内してくれました。
はじめは二人だけの観客でしたが、奥へと進むうちに周りにいた人たちが加わり、30人くらいになりました。
話術が素晴らしくて、静かに一人で巡ることが多いお寺めぐりがとても彩り豊かになりました。

襖絵が有名なようで、見る角度によって表情を変え、いつまでも目を合わせているかのような天井の龍図や見る位置で面立ちが変わる人物図、動きを感じる鯉図、最後に通された、「取り合わない」を意図された花鳥図など盛りだくさんでした。

お寺をめぐる時に感じるのは、見る方に力がないと面白み、奥深さを感じ取れないということです。
たくさん観て、歴史や美術工芸に関心を持つと楽しみ方が変わるなぁと思います。

信仰や造詣がないので、ざっくりと見て回っているだけですが。

お寺の凛とした空気や歴史を感じる静けさが好きです。
何度か迷いましたが、御朱印も頂いたことがありません。ただただ、お庭や四季の彩り、しつらえ、絵図を楽しんでいます。