小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

カミキリムシ

。。。。とうとうやってきました、カミキリムシ。
昨年は3匹のゴマダラカミキリを捕獲。(殺せないんです。)
彼らは結構大きくて、体長が4〜5cmあります。
だいたい捕まると「キチキチ」と鳴きます。噛まれれば痛いし。
捕獲したカミキリムシは遠くの空き地で逃がします。

今年のカミキリムシは。

ちょっと小ぶりのラミーカミキリムシ。
体長2〜3cm。とてもきれいな薄いブルーに黒の模様でした。ちょっと黒いチョッキを着て、燕尾服のようにも見えませんか。
そしてカミキリムシ独特の長い触角。初対面でしたが、ピンとくるものがありました。
ラミーというので思い当たる人もいるかと思いますが、ラミーは「麻」の一種です。
つまり、麻を食べるカミキリムシということです。
なんでも江戸時代に輸入された麻についてきたということで、「外来種」というわけです。
カミキリムシがちょっとおもしろいのは、種類によって食べる植物が決まっているということです。クヌギが好き、クワが好き、ヤマボウシが好き、カエデが好きといった具合です。
好かれた方はたまりません。
葉を食べるくらいならかわいいですが、大抵は好きな木の幹に穴をあけて産卵し、幼虫は幹の中を食べて育つのです。
少し小さな木だったり、派手に食べられてしまうと木の方が枯死してしまいます。

ちなみにラミーカミキリは麻の他にムクゲも食べるそう。
我が家のは「マロウ」(ハーブの一種)についていました。どれもよく似た葉をしています。
ムクゲとマロウはどちらもアオイ科で、ラミーはイラクサ科です。