小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

ケヤキの種まき

行楽日和の三連休の後、今日は一日薄曇りでした。
それでも、季節がいいので、ちょっと足を伸ばして散歩です。


よく行く、近くの公園。
公園と言っても、一週約2kmぐらいあって、園内には自然のままの林なども残されています。
林内の散歩コースは、あまり整備されていない自然な感じで山にきた雰囲気が味わえます。


まつぼっくりやドングリには季節が早いですが、お目当てはけやきの種。


直径が3mmくらいで、クロッカスの球根のような、いやもっといびつな形をしています。
小さいので、アスファルトの石の間に落ちているのをつまみ上げて拾ってきました。


緑色のと茶色のと。


どっちがより発芽しやすいのか分からないので、どちらも蒔きました。


基本はとり蒔きです。とってきたらすぐに蒔くこと。
乾かしたら、発芽しないもの。
一定の寒さに遭わないと発芽しないもの。
発芽抑制物資で覆われているもの。
など、いろいろです。



植物にしてみたら、一定の期間寒さに遭うことで、春、暖かくなってから成長したいのでしょうね。
せっかく芽吹いても、寒さがきて枯れてしまっては、子孫が残っていきませんから。


発芽抑制物質で覆われているものは、鳥などに食べられることで発芽するものもあります。


スミレはアリに運んでもらえるように、種に蜜をつけてあったりもします。

植物のあの手この手の発芽作戦。
生き物の周到な生き残りの知恵を感じます。


蒔いたところ。
自然に種が落ちるように。
この上に乾かさないように、腐葉土をうっすらとかけておきます。


よく見ていると、先に種が落ちてくるんです。
後から、葉を散らして、種の上に自分の葉で布団を掛けてあげるように。
落葉はもう少し先でしょうか。


落ち葉は、冬の間の乾燥や寒さを少しだけ和らげてくれるのでしょうね。
うーん、計算されている!!


都会でも公園にはいろいろな木が植えてあって、種を拾えることがあります。
紅葉やカエデ類ももうじき、羽のついた種が落ちていると思います。



小さな庭に森を作りたい訳じゃなくて、芽だしって、どんな植物もとってもかわいいので、何でも種まきが好きなだけです。
春を待つ楽しみが一つ増えました。