小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

やってきました!バラの季節


寒の戻りがあったおかげで、バラの花がゆっくりと開花しています。
暑くなると、朝はつぼみでも、夕方には開ききってなんとも味気ないのです。


安定した開花と、雨で花びらが傷むこともなく、甘い匂いを放ってくれる
イングリッシュローズのアンブリッジ・ローズ。




この透き通るようなアプリコット色に 完熟したウメに似た香り。
色と香りが絶妙です。



香りといえば、歩いていると思わず、香りの出所を探してしまうほど、涼やかなほんのりとした甘さを香らせるのが、
ポリアンサローズのマリー・パヴィエ


小ぶりの花を房状につけます。
薄いピンクの花が、気温によってあっという間に白く色が飛んでしまうのが、残念。
四季咲き性も強くて、元気よく咲き続けるので、小さな庭には欠かせません。


今年は残念なことに、バラゾウムシの被害が多くて、特に木陰にあったせいでしょうか、マリー・パヴィエが一番多く被害が出ています。
こうなると卵が羽化する前に、切り取って処分するしかありません。
肥料をやって、二番花に期待しましょう。


こちらはアブラムシの天敵となってくれるクサカゲロウの卵。
透き通るような羽を持ち、うす緑色をした昆虫です。
卵の写真が撮れたのははじめて。
糸のようにぶら下がっていますが、ちょっと張りがあるようで、ぶらんとしているわけではないのが、おもしろいです。
よく見ると、うすっら青みがかっているのもちょっと神秘的な感じ。


春先たくさんいたアブラムシたちもすっかり落ち着きました。
テントウムシの幼虫やヒラタアブの幼虫、クサカゲロウの幼虫がすっかり食べてくれているのでしょう。
アブラムシが少なくなって、この卵の赤ちゃんたちは食べるものに困らないかしらとかえって心配になってしまいます。