小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

春一番の虫たち

20度まで上がる日があるかと思うと、今朝はまた氷点下だったり。
なかなか気を緩められない3月です。



暖かさに誘われて、虫たちが動き出しました。
中には、間違って羽化してしまった子も。

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イトトンボの仲間。
一冬小さな水槽の中で、過ごしたヤゴ。
ぽかぽか陽気に誘われて、羽化したものの、寒くてなかなか飛び立てません。
数日後には力尽きてしまいました。



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気温が高い日には、次々に殖えて、寒い日にはしっかり耐えて、、、増えてます。
アブラムシ。


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でも、アブラムシのいるところちゃんと準備されているのがハナアブ、ヒラタアブの卵。
すぐ近くの葉の裏に生み付けられていました。
アブラムシが殖えた頃、幼虫となってアブラムシを食べてくれます。



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シマハナアブと思われます。
小さなヒラタアブの方が早く顔を見せましたが、どちらの卵でしょうね。

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謎の毛虫。
ちょっと名前は分かりませんでした。
今年はシャクガの幼虫を見かけないのですが、代わりにこの子たちがちらほらと見つかっています。
バラの新芽を食べた後があるのと、葉の上にフンが見つかるので、見回って捕まえています。


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こちらも動き始めました。
クロケシツブチョッキリ。通称バラゾウムシです。

新芽の根元に針でつついたような黒い産卵痕がついているのが分かります。
次への被害をなくすために、丁寧な見回りが必要です。


体長が1~2mmと小さいので、この時期芽だしを迎えるとなかなか見つかりません。
目印は、新芽の先の方だけがしおれていること。
残念ながら、しおれてしまった芽は、切り取るしかありませんが、探せば近くの新芽の根元に隠れているのが見つかります。


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これはバラゾウムシの食べた痕。
こんな葉の近くには、バラゾウのいる可能性があります。



手で触るとぽろりと落ちるので、うまく受け止めて、捕殺します。


明日は、花シリーズで小さな庭の開花中の花を紹介したいと思います。