久々の京都ぶらりです。
紅葉のきれいな季節に京都に出向くのはちょっと混みそうだな・・・とためらっていたのですが。
今年は合間を縫って、出かけてきました。
いざ、計画するとあちらにもこちらにも寄ってしまいたくなるので、有名どころの永観堂や南禅寺を外して行ってきました。
青連院門跡はなんどかその前を通っていましたが、中へ入ったことはありませんでした。
入ってみて、はじめのところでびっくりです。
美しいふすま絵が幾重にも重なってお出迎えです。
蓮にトンボやカエルが描かれていて、黒ではない赤みのようにも青みのようにも見える茶色が印象的でした。
目を転じて、ふすま絵の上には、百人一首のような僧侶や貴賓の方々の絵と句が色彩鮮やかに書かれていて、もう、はじめの一歩で立ち止まってしまいました。
お庭はもちろん難しいことは分かりませんが、趣があってどうやらまた一つ、京都にお気に入りの場所を見つけたみたいです。
何より一番は小雨の降ったりやんだりするお天気だったのと、朝一番だったので人が少なかったことが、堪能できたポイントだったと思います。
そのあと、大通りを避けて裏道をぶらぶら歩いていて偶然入ったのが、無鄰菴(むりんあん)。
小さな戸口をくぐり抜けて入ると庭の一隅に出ます。
奥まで散策して振り返ったところ。
池越しにモミジと母屋がとても絵になっていました。
庭の一番奥に小さな滝がしつらえてあって、趣向をこらすとはこういうことだなぁと実感するお庭でした。
また、別の季節にのぞいてみたいお庭です。