小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

土壌改良。

昨日に引き続き、ガーデニングの話題です。
昨日の作業の中でもっともハードだった土壌改良。
そもそものはじまりは。


今年とても元気のなかったバラ、グランパ。
掘りあげてみると

左側がグランパ。ほとんど根がありません。
右側がとなりに植わっていたパスカリ。


グランパは花を咲かせることもなく、ちょろっと新葉を出す程度でした。
この根の状態では仕方ありません。
よく見ると数本の白い細根が出ています。
これを見て、即鉢上げをして養生することにしました。


気になって、元気のよかったパスカリを掘りあげてチェック。
こちらは旺盛に根を伸ばしています。
でもちょっと白い細根が少ない気がします。
土に何らかの原因があるだろうと思いました。
掘りあげた土の中には、ネキリムシはほとんど見かけません。
ミミズは少しいました。
けれど、団粒構造という感じではなく、また数日前に降った雨のせいでちょっと重い感じでした。


水はけの悪さを疑ったので、新しく植えたものまで根腐れを起こしては大変!と
花壇の全面土壌改良ということになったわけです。



長さ約2m×幅40cm×深さ40cmの花壇の土をすべて掘りあげました。
最初に花壇を作ったときに下に入れたゴロゴロした炭が出てきました。
その下は固い粘土質の元々の地面です。
たぶんここで水が吸収されずに溜まってしまうと考えられます。


そこで軽石を厚さ5cm程度敷きました。
さらに土が入り込まないように不織布を敷いてから、元の土と堆肥、赤玉土さらに根腐れ防止のゼオライトを混ぜて土を埋め戻しました。



根の状態が順調なパスカリとセントセシリアを植え直したところ。

しっかり深植えです。

とこれが、昨日までの作業です。
今日も天気がよかったので、残りの鉢替えを行いました。


基本的に成長に伴って、鉢のサイズを大きくしていく「鉢増し」。
我が家はすでに大鉢植えが大半なので、状態に問題がなければ積極的な植え替えをしたくありません。(とっても大変なので)


元気で、問題のない大鉢植えのバラたちには鉢の上から堆肥+カニガラをたっぷりのせて、防寒&土壌改良です。


最後に一つ。

根頭癌腫病にかかったと思われるラベンダー。
根こぶ病ともいいます。
土の中に普通にいる細菌ですが、こうなると完治は難しいです。
ラベンダーは何本もあるので、即廃棄。


問題は植わっていた土の方ですが、すっかり混ぜてしまったのでどうにもなりません。有用細菌が活躍してくれるようしっかり米ぬか撒きをしなくては。。。