まん丸ドーナッツ
今日は冷たい雨が降ったりやんだりの一日でした。
暖かさを味わった後の寒の戻り、分かってはいるけれど、冷たいです。。。
タイトルに「ドーナッツ」と入れましたが、今日の写真はなしです。
ときどき気が向いて作るおやつにホットケーキミックスを使ったドーナッツがあります。
見た目は唐揚げそっくりなので「唐揚げドーナッツ」とも呼んでいます。
ホットケーキミックスに卵と牛乳を入れて、スプーンですくって垂らすときに、少しスプーンにとどまるくらいの固さに生地を作ります。
それを油の中に入れるのですが、
二つのスプーンを使って、丸めるように素早く油に入れると、丸い形になります。
おもしろいことに揚げていると、ひとりでにくるんと上下が入れ替わって、きれいに揚げることが出来ます。
このおやつを作っていると必ず思い出すのが「バニティケーキ」
これは「大きな森の小さな家」シリーズの中にある「プラムクリークの土手で」という本に出てくるお菓子です。
アメリカの開拓時代の頃のお話で、お砂糖は貴重品だったためでしょうか、甘くないお菓子として登場します。
フォークで(!!!)泡立てた卵に、小麦粉を入れて、ラードを溶かした油で揚げます。
ぷっくりふくれて、さくっとした食感。
中身は空っぽなので、バニティ(=みえっぱりと名付けられているとあります。
揚げているシーンで、「ひとりでにくるんとひっくり返るので、揚げる手間がかからない」と書かれています。
この「ひとりでにひっくり返る」というフレーズが忘れられなくて、こどもの頃に読んだ本ですが、今でも、食べてみたいなぁと思ってしまいます。
シュークリームの皮みたいな感じかなと思いながら、このまん丸ドーナッツを作るたびにバニティケーキのことを考えます。