小さな庭の物語

小さな庭のガーデニングを中心に更新していきます。

バラの後には。

バラの季節は慌ただしく過ぎて行きました。

気温が高めだったので、蕾は開きかけたと思ったら1日で咲き切ってしまい、3日もすると糸が切れたようにバサッと散りはじめました。

バッサリと花びらを散らしてしまうのもすっきりするのですが、花びらが散らずにドライになっていくものもあります。
どちらのタイプも放っておくと実がなってしまうので花柄切りは、大事な作業です。


10日のうちに二度ほど花柄切りをしました。
まだ、花びらが残っているうちの方が、どこに花があるのかわかるので切りやすいです。
花びらが散って、緑だらけになってしまうと青い実を見つけにくくなります。
実をつけさせないことが株を弱らせないことなので一期咲きのバラを除いて、どんどんカットします。

これからの暑い季節を体力を残して乗り切ることが秋の花を美しく咲かせてもらうコツです。

さて、そのバラの足元では。

f:id:kyon21:20200524074959j:plain

ホタルブクロが満開です。
増え過ぎないように、秋から冬にかけて土の中の地下茎を掘るのでうっそうとすることはありません。
草丈が30~40cmくらいになるので、何もしなかったら埋もれてしまいます。


この野性味のある花が結構楽しみです。

f:id:kyon21:20200524075116j:plain

ヤマアジサイ。もう少し色がのってくると思います。

たくさんの人が来ないようにアジサイ園の蕾を全部切ってしまう様子がニュースで流れていました。
アジサイのない6月なんて、ジトジトと鬱陶しいばかり!

幸い小さな庭は数年前からアジサイを増やしていたので今年はそこここの鉢で蕾がついています。

アジサイは挿木がとても簡単で、花が終わってから、緑の茎を葉っぱを1、2枚つけて鹿沼土に挿しておくだけ。水を切らさなければ、じきに根が出て
そのまま冬を持ち越せば、春にはしっかりとした苗になります。


思えばこの「挿木」という技術を教えてくれたのは、小学校の校長先生でした。

菊造りが好きだったと思われる校長先生は、全校児童?に菊の挿木を教えてそれぞれ一鉢づつ菊を育てたのです。秋には大輪の菊の鉢が校舎の周りにずらりと並んだことを覚えています。
のんびりした時代でした。


もうじきキョウガノコも咲くでしょう。
いつもはうどん粉病やアブラムシにやられてしまうのに、今年は順調です。

次回はちょこっと虫のお話です。
好きじゃない人は飛ばしてください。